大変さの先にあるもの

IT業界は、きつい、厳しい、帰れないという3Kがよく言われる労働環境だと思われています。確かに、IT業界の技術躍進は眼を見張るものがあり、そのスピードについていくだけでも意欲がなければまず難しいとは思います。
そして昨日までの常識や手法が通用しないということもよくある話です。人手が不足しており、業界に人が定着しないとも言われているのも現状です。

実際に、エンジニアの平均勤続年数は2~3年と、普通のサラリーマンの平均勤続年数である6~7年よりはるかに短いことが分かります。
それだけ人も技術も仕事も変化のスピードが早いということです。

このような事例が事実は事実としてあるので、業界外の人にとってIT業界とはなんとなく大変そう、ついていけなさそうだという印象を強めているのだと思います。
しかし、まず言えるのは、仕事をするのに楽なものなど決しないということです。
楽をして給料を貰えるとすれば、よほど上の役職に就いた人などごく限られた人ですよね。大抵の人はどの職業に就いても苦労してお金を稼ぐことになるのです。

IT業界ももれなくそうであり、その仕事内容にもよるので一概には言えませんが、顧客からの要望に応えるための製品を作るために、彼らはとても努力をしています。
それこそ、会社に寝泊まりをして睡眠時間を削って、ということもあるかもしれません。
それはとても大変なことであり、なかなか出来ることではありませんが、彼らはその頑張った先に達成感を持つのです。

仕事ですからいい思いだけをすることはないですが、それでも達成感を持つことを楽しみに仕事をしている、と言ってもいいと思います。
自分たちで計画を立てて実行し完成させるという、大変さと同時にやりがいも感じることが出来る素敵な職業なのです。